猫バスが止まってくれるかもしれないバス停が、大分の佐伯市、宇目にあります。
その名も「ととろ」のバス停。
「ととろ」という名前ですが、佐伯市宇目轟地区の地名が由来のバス停で、あの人気アニメ「となりのトトロ」とは特に関係ないのだそう。
現在は、市のコミュニティバスの停留所となっていて、残念ながら猫バスはとまりません。
そもそも、「となりのトトロ」とは無関係のととろのバス停が、なぜ有名な観光名所となったのか。
それは、あるトトロのアニメを見た女の子が、自ら描いたトトロの絵をととろのバス停に貼ったことから始まります。
その後、さつきとメイを描いた絵など、誰が置いたわからないクオリティの高い作品が見られるようになり、口コミやSNSで火がついてメディアにも取り上げられるように。
ととろのバス停は、一躍、佐伯市宇目の観光名所となりました。
ととろのバス停近くにある小さな公園は、「ととろの森」と名前が付き、近所の方手作りの小さなトトロの人形などが可愛く並べられています。
森の木々から差し込む光や、小川の流れ、小さな橋、風になびく原っばなど、大人も子供もトトロの世界観を満喫できるスポットです。
ととろの森には、猫バスの顔抜きの看板が置かれていて、記念のフォトスポットになっています。
ととろのバス停から車で5分ほどのところには、宇目の雄大な大自然が見渡せて建築物としても美しい「唄げんか大橋」や、ジャンボ唐揚げが有名な「道の駅宇目」などもあります。
ととろのバス停と森の自然で童心に帰ってはしゃいだあとは、ちょっとドライブと佐伯・宇目の美味しいものを楽しむなんてプランもおすすめです。