別府市 おでかけ
【竹田まちホテル】まちと繋がり暮らすように泊まる。城下町での出逢いを心ゆくまで堪能出来る、古民家をリノベーションした一棟貸しのホテル
おでかけ
大分県竹田市は、かつて瀧廉太郎の「荒城の月」の舞台にもなった岡城が聳え立ち、城下町として長らく栄えてきました。現在は人口2万人弱・高齢化率47%で、武家屋敷通りなど昔ながらの建物が建ち並び、長い歴史のなかで培われた文化が今もなお大切に残されています。
そんな城下町のメインストリート沿いにある、趣き深い古民家、この2階に「まちホテル」があります。
竹田らしさが詰まった暮らせるホテル
綺麗にリノベーションされた室内。木の温もりをを感じる事が出来るよう大分県日田産の杉をふんだんに使い、リビングもひと息ついてしっかり寛げるように仕上げられています。
窓からは気持ちの良い陽射しが差し込み、竹田市のゆったりとしたまちの物音が心地よく感じられます。
ホテルに到着したらまずはウェルカムスイーツとして用意されている、竹田の老舗和菓子屋「但馬屋老舗」のお茶菓子を頂いてはいかがでしょうか。
日々の慌ただしさや旅の移動をリセットして、「竹田時間」と呼ばれるゆったりとした城下町の時の流れに自然と馴染む事が出来るように、日本名水百選に選ばれた竹田湧水群の湧き水で点てるお抹茶セット、自分で挽きたてを楽しめるコーヒー豆とコーヒーミルも用意してくれる心遣いが嬉しいですね。
夕食付きプランは無いのですが、キッチンには食器や調理器具が用意されているので、外食をせずに地元の食材を購入して気軽に料理することも出来ます。ちなみにコーヒーセットやオプションで追加できる朝食のホットサンドは室内だけでなく、近くの山や公園など屋外で楽しむ事もできるとの事。
他にも、竹田市在住のアーティストが作った陶器やオブジェが部屋の彩りを豊かにしていて、ホテルでありながら自分の家のような落ち着きを感じることができます。
ホテルを運営している市原ご夫妻の「私たちは竹田市の日々の暮らしが好きなんです」という言葉の通り、その暮らしを感じるための仕掛けが随所に施されています。
そしてホテルの一階には、提携しているイタリアンレストラン「kana’s kitchen」があり、竹田市で採れた旬のお野菜をコースで満喫でき、竹田市の食を楽しみたい方にとてもお勧めなお店です。
人と出逢うホテル
Wi-Fiが完備され、小さいながら書斎スペースがあるので旅の合間でのお仕事に不自由はありませんが、ホテルから3件隣のチェックイン場所であるシェアハウス「暮らす実験室 IKI」をラウンジとして使う事が出来ます。
市原ご夫妻は6年前に竹田市に移住し、シェアハウスを開業してそこで暮らしながら、2022年からまちホテルの運営を始めました。
まちホテルに宿泊される方はIKIにも興味がある方が少なくないようで、タイミングが合えばご夫妻だけでなくシェアハウスの住民達と一緒に食事を共にすることもあるそう。実際にそこで暮らす人たちと共に過ごすことで、また違った旅の味わい方が出来ます。
移住暮らしや二拠点生活、様々なライフスタイルを送る皆さんが集まっているので、話を聞いているだけで面白くなりそうですし、IKIは竹田市だけではなく日本各地から旅人が訪れるので、思いがけない出会いがあるかも知れません。
また、竹田市での過ごし方がまだ決まってないという方は、ご予約やチェックインの際にぜひご夫妻に相談してみてください。ランチやディナーのお店だけではなく、竹田市で暮らしているからこそ知っている穴場や、観光地化されていない地元の温泉などのお勧めスポットの紹介をはじめ、「あそこの〇〇さんに会ってみて欲しい」なんてことまで教えてくれます。
人との出逢いから旅が面白くなるという醍醐味を、ぜひ味わってみてください。
住所・アクセス
大分県竹田市竹田町498 2F
・JR豊後竹田駅 徒歩10分
・大分市より車で約60分
・大分空港より車で約1時間40分
・熊本空港より車で約1時間25分
電話番号
050−3577−4982
チェックイン・チェックアウト
チェックイン 15:00
チェックアウト 11:00
駐車場
駐車場:なし
近隣に有料駐車場あり
竹田市城下町交流プラザ駐車場
・最初の1時間 無料
・以降1時間 100円
・入庫後 最大500円
ふれあい駐車場
・最初の1時間 無料
・以降1時間 100円
・入庫後 最大500円
宿泊プラン一覧
一棟貸し|スタンダードプラン
平日15,000円(税込)〜
金・土・祝前日 19,500円(税込)〜
おひとりさま|シンプルプラン
平日 8,500円(税込)〜
金・土・祝前日 11,000円(税込)〜
※新しいおおいた旅割第二弾(全国旅行支援)をご利用頂けます。詳しくはご予約時にご確認ください。
朝ごはん
おひとりさま 1,200円(税込)
竹田のイタリアンシェフ監修のホットサンドと、麹を使った野菜スープのセットを、サンドして焼くだけの状態でお届け。
※お二人分からのご用意
ホームページ
おわりに
まちホテルは「竹田市の暮らしを楽しんでいって欲しい」という市原ご夫妻の暖かい気持ちがあるからこそ生まれた場所です。
竹田での暮らしに溶け込むように泊まることが出来るので、田舎暮らしを試してみたい方にもとてもお勧めですし、日常の中のちょっとした特別な事を提案してくれるので「日々の暮らしの楽しみ方に気づかせてくれる」場所だと感じました。
そして地域での暮らしや住民と繋がることで、ただの旅先ではなく「また訪れたい、帰ってきたい場所」に変化するような気がします。そうやって竹田市を訪れる人や愛着を感じる人が増えていくと素敵ですね。
ちなみにホテルの徒歩圏には、阿蘇山やくじゅう連山を一望出来る大正公園、景観抜群の岡城址、美味しいお食事処や温泉があります。徒歩で各所を回れるのは、こじんまりとした城下町ならではの嬉しいポイントだと思います。
まちホテルを拠点に、竹田の日々の暮らしや地元の方々と触れ合ってみてはいかがでしょうか?