杵築市城下町に佇む江戸情緒の残る蔵で昔ながらの味を守り続ける「綾部味噌醸造元」

創業以来かわらぬ手作業による天然醸造で素材にもこだわり、県内産大豆や国産の米、九州産の大麦を使用し、地下の天然水で仕込んで昔ながらの味を守り続けています。購入するだけではなく、製造過程や建造物などを見学することもできます。

武家屋敷、谷間に商店が並ぶ杵築市城下町の「酢屋の坂」という観光名所の由来になった蔵。酢の製造で麹を造っていたことから、みそ造りが始まり「綾部味噌醸造元」として明治33年に創業されました。

市指定有形文化財にもなっている店舗は、開国か攘夷かで江戸幕府が揺れていた18世紀中頃に建てられたものです。

営業時間：8:00～19:00
定休日：年始（1/1～1/3）

アクセス方法：JR杵築駅から車で約10分
　　　　　　　大分空港道路杵築ICから車で県道49号経由して約5分
駐車場：店舗から道を挟んで向かいに専用駐車場があります。

創業当初から変わらない室蓋製法（むろぶたせいほう）という製法を受け継ぎ、手作業での麹造りから味噌をつくる昔ながらの手づくり・天然醸造です。地下天然水、大分県産大豆、国産米、国産塩、九州産大麦を使用し、木桶熟成で香り高い粒タイプの生みそを無添加で造っています。

味噌作りのすべての工程や、熟成させるための木の樽、室蓋、建造物など1名様からでも見学することができます。（団体の場合は事前にご相談をお願いします）。

木の樽で熟成させているのは県下でも珍しく、お客さんはとても喜んでくれるそうです。

店舗では量り売りとパッケージ販売をしています。味噌の量り売りでは、持参容器もしくはナイロン袋へ入れて販売しています。

麦味噌、米味噌、麦と米の合わせ味噌、一等大豆のみを使用した特選味噌、もろみ、米みそ、オレンジ農園さんのかぼすを使用したかぼす味噌、甘酒の素（冬季限定）を販売しています。

店舗向かいにある『御菓子処 松山堂』では、コラボ商品「みそまんじゅう」を販売しています。

また、店舗から徒歩3分ほどにある『和遊食彩みのり』では主に地魚、地野菜を使った料理を提供しており、綾部味噌を使用した「チキン味噌カツ丼」「チキン味噌カツ定食」を販売しています。

各種お取り寄せ、配送の注文を電話（0978-62-2169）でのみ受け付けています。

杵築市では2月11日（土祝）〜3月12日（日）の間「ひいなめぐり」が開催されています。

綾部味噌醸造元も展示会場となっており、綺麗な雛人形が飾られています。

見学や味噌購入と併せてひいなめぐりを楽しんではいかがでしょうか！